小林大輔 (Kobayashi Daisuke)
【自己紹介】
生年月日: 1981年5月4日
出身地: 群馬県桐生市新里町
血液型:A型
趣味:フットサル・スキー・ゴルフ・お酒
資格:書道6段・珠算準2級・スキー検定1級
教職免許美術(高・中1種)
2002 名古屋芸術大学美術学部造形科 入学
2005 トルコにてWork Shop 参加
2006 名古屋芸術大学美術学部造形科ガラスコース 卒業
2006 ㈱G+C ART クラフトハウス 入社
2009 銀座藤屋画廊 GLASS&CERAMIC ART emsemble 展
2010 STAGE GINZA クリスマス展
2011 ガラス工房Merhaba設立(群馬県桐生)
2011 東日本デザイン&コンピューター専門学校 非常勤講師
2012 つかさ画廊 2人展
2012 藤田喬平ガラス美術館 MONO-COLLECT 出展
2012 藤田喬平ガラス美術館 ミュージアムショップへ常設
2012 上野2K540『桐生からの空っ風』 出展
2013 『Creema Gallery's Week』 出展 横浜エリア 横浜画廊
2013 渋谷ロフト 『FLYING ART APARTMENT』 出展
2013 Creema@渋谷ヒカリエShinQs
2013 PENSEE Gallery『手づくり市』
2013 JOYFULL本田新田店 Gallery J 陶・ガラス2人展
2013 Gallery yo 『夏の空色』
2013 藤田喬平ガラス美術館 『ガラスの水族館』
2013 ガレリア原宿 アートコミュニティー展
2013 Cupika 『コップ展』
2013 東京ビックサイト『HandMade In Japan 2013』 以降毎年出展
2013 京都ロフト『FLYING ART APARTMENT』
2013 PENSEE Gallery 2人展
2013 藤田喬平ガラス美術館 『クリスマス展』
2013 仙台ロフト『FLYING ART APARTMENT』
2014 横浜画廊 個展 以降毎年開催
2014 うおがし銘茶築地 ~草木染め•ガラスの2人展~
2014 武蔵野画廊 個展
2014 【rooms29】代々木体育館 ロンブー淳アワードに選出
2014 ジョイフル本田新田店 個展 以降毎年開催
2015 HEADPHONE NIGHT 2人展
2015 名古屋タカシマヤ 手技ギャラリー 個展 以降毎年開催
2015 のぐちみか(陶)×小林大輔(ガラス)
二人展 以降毎年開催
2015 横浜髙島屋 個展 以降毎年開催
2015 伊勢丹浦和店 個展 以降毎年開催
2016 パリ エスパスベルタンポワレ グループ展
学生時代を通して吹きガラス制作を続けたいという思いが強くなっていたので、就職面接では思わず「ガラスと結婚します!」と宣言してしまったほど。勤務先の「クラフトハウス」は吹きガラスと陶芸の体験ができる工房で、スタッフの作品を展示・販売もしています。私は現在、花びんなどの日常生活で使える工芸品を中心に制作しており、体験に参加したお客様や観光の途中に立ち寄った方などが「これ、気に入って買いました」と、私の作品を持ち帰ってくださる時など、何とも嬉しい気持ちになりますね。作品イメージを考えているときは苦しいけれど、それが楽しくもあります。今後もガラス制作を続け、いつか自分の工房を持ちたいと思います。
小・中学生時代には絵画展で受賞することがよくあり、ずっと美術系に関心がありました。群馬県の出身ですが、「一人でこれまでと違う土地で生活するのも良いかも」と思って名古屋芸術大学へ進学。当初は彫刻に興味がありましたが、2年次の授業で吹きガラスに接して、すっかり魅了されてしまいました。熱い窯の中で真っ赤に溶けたガラスの塊は、窯から取り出したらごく短時間で作業しないと、たちまち冷え固まってしまいます。短期集中型の自分に合っている気がしました。短期集中といえば、スキー部に所属していたので、冬になると約1カ月間にわたって長野にある大学のセミナーハウスで合宿し、練習に励んでいました。
透明感のあるガラスは繊細で美しく、特に女性に好まれています。その一方で、作業はとても男性的です。そんなところも、私が吹きガラスにひかれる理由のひとつかもしれません。大学の卒業制作では、岩場に見立てた発泡スチロール素材と透明なガラスを組み合わせて、イメージ豊かな作品をつくりました。今でもガラス作品だけでなく油絵や現代美術、博物館の展示など、いろいろなものを見て、自分の中でイメージをふくらますように意識しています。思えば、大学はとても自由な環境で、写真や書道などガラスコース以外の先生と話したり、一緒にものづくりをさせてもらったりしたことも、創作活動に役立っている気がします。
自然の流れに逆らわずに、
ガラスと向きあう油絵をやっていたので、絵を見るのも好きだった。で、美術展を見にいくと、ピカソのような絵の巨匠が一方で立体を手がけている。立体造形ってそんなにおもしろいのかな、それなら僕もやってみたいと思って、興味を持ちだした。中でもガラスは、素材の未知な部分に引き付けられて。卒業制作に取りかかる前にこれまでを振り返ってみて、今までスランプに陥ったときに自然や動物、人を見ていると何だかパワーをもらっていたことに気付いた。そうして受け継いだエネルギーを、今度は僕が増幅して見る人に与えられるくらい力強い作品を作りたい。今は、自分の力で自然の姿を創り出そうと模索しているところだ。ガラスは予想外の方向にも自在に形を変えてゆく。でも、その変化も作品の味として楽しんでしまえる自分がいる。自然の流れに逆らわずに…なんて言うとかっこよすぎるけど、無理をせず大らかな気持ちで制作ができるのは、ガラス独特の魅力だと思う。だからこそ、常に新鮮な気持ちでガラスに向かえる気がするのだ。